庭は赤土!このままじゃ植物が育たないので活用法を調べてみた

庭は赤土!このままじゃ植物が育たないので活用法を調べてみた

建売の戸建を購入され、庭でガーデニングを始めてみようという方は多いと思います。そんな方の中には、いざ土を掘ってみたら地面は栄養のない赤土だったとがっかりされた経験を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。我が家もまさに同じ経験をしました。


最近の建売物件は、雑草の草むしりなどの管理が大変という方が多いので、建物の周りの敷地に防草シートを敷き、その上に砂利を敷き詰めて雑草の繁殖を抑制しているものをよく見かけます。我が家も漏れなくこのような状態で引き渡されました。最初のうちはプランターや鉢に入れて植物を育ててガーデニングを楽しんでいましたが、そのうち植物を地植えしてもっと育てたいという願望に駆られました。いきなり全面撤廃するのはもったいないので、隅の午前中しか日の当たらないエリアから開墾してみることに。すると、掘っても掘っても、赤土…。土壌改良するにも赤土をどう処分していいかも分かりません。ゴミとして捨てることはNG、もちろん近くの公園にこっそり埋めるなんてことは論外です。

そこで赤土について調べてみると、赤土は地理で習った関東ローム層に代表される火山灰が堆積して粘土状になった土なので、栄養こそありませんが保湿性にすぐれていることが分かりました。

赤土の特長

  • 栄養がない
  • 無菌
  • 弱酸性でそのまま使える(pH5.5〜6.5、園芸用の土はpH6~7)
  • 粘土質

園芸店では、赤土を小さい玉にして水の浸透性を上げ、赤玉土として売られています。逆に考えると、庭に大量に赤土があるので、赤玉土を買う必要がないということ。では、この赤玉土は単体で何に使えるかと言うと、そう「挿し木」です。剪定した枝などを土に挿して、株を増やすのに利用できます。ということで、栽培している中で挿し木ができるらしい、オリーブ、ゼラニウム、ローズゼラニウムの3種類で実践してみることにしました。

挿し木の手順

  1. 赤土を掘り、固まりになっている部分は切ってほぐす(植物苗のポットを捨てずに再利用しましょう)
  2. スコップでならした赤土を詰める
  3. 串や棒で穴を開けてそこに挿し木を入れる
  4. 赤土には栄養がないので培養液を挿す
  5. 水をたっぷりあげて日陰に置く
  6. 根が張るまでの1か月~3か月を気長に待つ
根の成長を促すため活力液を一緒に挿してみました。

1ヶ月後の根の張り具合

ローズゼラニウム
新しい葉と芽が出てきました(左図)が根はそれほど伸びておらず(右図)
ゼラニウム
こちらは花のつぼみが出てきました(左図)、根もローズゼラニウムよりしっかり出ています(右図)

オリーブは残念ながら枯れてしまいましたが、ローズゼラニウムとゼラニウムは根が出てきて土からも栄養が取れるようになったので培養土に植え替えます。最初から大きな鉢には移さず、販売されているポット苗のように根が張るまでは引き続きポットに培養土を入れて育てます。

培養土に植え替え

引き続き日陰に置いて光合成を抑えて、根から栄養を吸収させるようにして根の成長を促します。

ここからどれくらいの期間で根がびっしり張るのか?経過は改めて更新します。

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