【立教大学編】GMARCH附属校の内部進学比較

立教大学の附属高校は、正附属校の立教池袋高校（東京都豊島区）と立教新座高校（埼玉県新座市）、系属校の立教女学院高校（東京都杉並区）と香蘭女学校高等科（東京都品川区）の合計4校です。

他の附属校と比較して、立教大学の附属校には以下4点の特長があります。

1. 共学校がない
2. 正附属校は男子校のみ
3. 高校募集の定員が少ない
4. 女子は高校募集なし

高校募集で一定の定員がある立教新座高校も埼玉県なので、通学できる生徒は限定されます。立教大学の附属校を目指す場合は、中学受験もしくは大学受験の検討をお勧めします。なお、立教大学の附属校は入試難易度が非常に高いので、立教大学に強い進学希望がない場合は大学受験で国公立・早慶以上を十分に狙えるでしょう。立教新座と立教女学院については、他大受験のサポートもしており、外部受験に挑戦する生徒数から考えると上位の進学校と並ぶ合格実績を毎年出しています。

立教大学への内部推薦制度

立教池袋高校と立教新座高校は正附属校なので、英検2級以上の取得必須とハードルはありますが、基本的には全員が立教大学に進学できます。内部進学基準は、以下の通りです。

立教池袋高校

1. 高等学校が定める卒業に必要な単位を修得していること
2. 学校生活上の状況が良好であること
3. 立教大学への進学を希望し、勉学の意思を明確にもっていること
4. 卒業研究論文を提出し、認定されること
5. 英語について一定の能力を習得していること（英検2級以上）
6. 高等学校長宛に自己推薦レポートを提出し、認定されること

立教新座高校

1. 卒業研究論文を提出し、認定されること
2. 英語についての一定の能力が認定されること（英検2級以上）
3. 国語についての一定の能力が認定されること
4. その他の科目の能力が認定されること
5. 学校生活上の状況が良好であること（出欠状況等）
6. 立教大学への進学を希望し、勉学の意志を明確にもっていること
7. 自己推薦項目で一定のポイントを取得していること
8. 高校が定める卒業に必要な単位を修得していること

他大進学について

他大学受験に挑戦する場合、11月下旬の最終期限までに選択し、立教大学への推薦権を放棄しなければなりません。最終期限以降の放棄の取り消しは認められません。内部推薦を放棄した場合、指定校推薦、AO入試、公募推薦、一般入試での他大学受験が可能になります。

系属校の内部推薦制度

立教女学院高校

1. 卒業条件及び一定の成績基準を満たすこと
2. 卒業論文を提出し、認定されること
3. 英語について一定の基準に達すること（英検2級程度）
4. 推薦されるにふさわしい生活をしていること
5. 立教大学各学部・学科への進学の意志が明確で強固なこと
6. 立教女学院高等学校長が責任を持って推薦できる、と判断されること

香蘭女学校高等科

同じ系属校でも香蘭女学校は指定校推薦となっているので、成績上位者から順番に希望学部を選び進学するかたちになります。そのため、進学基準は他3校と異なり公表されていませんが、10段階評価で7.5以上が最低基準になるようです。ちなみに、2020年度から推薦枠が97名に拡大され生徒の約60%が進学可能です。

また、あまり注目されていませんが、キリスト教系ということで青山学院大学にも2桁の指定校推薦枠を持っているのが特長です。定期テストや平常点をしっかり取っていれば外部受験を考えなくても立教大学もしくは青山学院大学に進学でき、中学受験でも立教女学院ほど難化していないので狙い目です。

附属高校比較表

【明治大学編】

【青山学院大学編】

【中央大学編】

【法政大学編】