サイトやブログを運営しているとPCの動きが遅くて仕事がはかどらず、イライラすることってありますよね。「もしかしたらPCの寿命なのでは?」と焦って新品購入を検討する前に、PCを遅くしている設定を変更して改善を試みましょう!
今回の記事では、PCが苦手な方やPC初心者でも分かりやすく、即効性のある設定変更6点をご紹介します。
タスクマネージャーで負荷の高いアプリを探す
タスクマネージャーは、表面で動いているアプリやバックグラウンドで処理を行っているアプリやソフトウエアがそれぞれどれくらいメモリやCPUの処理能力を占有しているのかを確認することができます。Windowsに標準装備されているので、個別にソフトウエアをインストールする必要はありません。
この中からCPUやメモリに負荷がかかっていて、かつ、使用していないアプリケーションがあれば、選択して右下の「タスクの終了」ボタンを押せば強制的に稼働を停止することができます。余分な処理が行われなることで、PCもサクサクと動くようになります。
スタートアップアプリを精査
Windowsを立ち上げる際に自動的に起動するアプリがあります。これらを「スタートアップアプリ」と言いますが、1つずつのアプリの起動負荷は小さくても、数が多くなれば同時処理にも限界があるのでPCの動きが遅くなってしまいます。スタートアップアプリに設定されているものは、メーカー側がユーザーの使用頻度が高いと思われるものを設定していますので、不要なものを起動させなくすることで起動待ちの時間を短くすることができます。
- Windowsメニュー(画面左下の窓アイコン)から「設定」を選択
- Windowsの設定で「アプリ」を選択
- アプリ内の「スタートアップ」を選択
- スタートアップアプリで普段は使用しないものや「影響:大」になっているものを取捨選択してオフにする
バックグラウンド処理をするアプリを停止
Windowsでは、作業中のアプリ以外にも見えない部分(バックグラウンド)で処理が実行されている場合があります。CPUやメモリに負荷がかかる作業を行っている最中に、バックグラウンドでも重たい処理が走っていると当然ながらPCの動きも遅くなってしまいます。この対策として、バックグラウンドで処理を実行するアプリを限定しておくことで予防できます。
- Windowsメニュー(画面左下の窓アイコン)から「設定」を選択
- Windowsの設定で「プライバシー」を選択
- プライバシー内の「バックグラウンドアプリ」を選択
- 普段の作業で使用しないアプリやタスクマネージャーで確認して負荷の高いものを取捨選択してオフにする
また、Windowsアップデートが実行される時間帯についても「設定」>「更新とセキュリティ」から対応時間を選択できますので、使用頻度の高い時間帯をさけて更新処理が行われるように設定変更しておくこともお勧めです。
電源オプションでCPUの処理速度を調節する
デスクトップPCではあまり関係はないですが、ノートPCを利用している場合はバッテリー稼働時間を延ばすことを優先して省電力モードになっていることがあります。この省電力モードになっている場合、バッテリー時間を優先させてCPUの処理能力を最大に使用されずにPCが遅くなってしまう原因になります。
- Windowsメニュー(画面左下の窓アイコン)から「設定」を選択
- Windowsの設定で「システム」を選択
- システム内の「電源とスリープ」を選択
- 関連設定から電源使用のモードを設定します
アプリやデバイス等を最新版に更新する
アプリケーションやデバイスドライバーなどは、セキュリティ対策やOS、ブラウザのバージョンアップに対応するため定期的にアップデートが行われます。基本的にはユーザー側で何もしなくても自動的にアップデートされますが、電源を一切落とさずにPCを起動させたまま使用している場合や更新せずにシャットダウンしていると、本来であればアップデートで処理速度が速くなるものも遅いままになってしまっていることがあります。PCについては、使用が終わったら都度シャットダウンしてプログラムのアップデートも適用するように心がけましょう。
不要なデータを外部ストレージに移動する
ハードディスク(HDD)に空き容量が多い方がPCは安定して作動します。PCを長年使用していると、ダウンロードしてそのままになっているファイルなども溜まってきてしまい、HDDの空き容量が少なくなってしまうこともPCが遅くなる原因です。そこで、外付けHDDを購入して、普段は使用しないファイル類を全て移動させ、PC本体を軽くすることで動作が速くなります。