マラソン大会の給水で取ってはいけないドリンクとは!?

マラソン大会の給水で取ってはいけないドリンクとは!?

マラソン大会に参加して給水所に到着すると、水、スポーツドリンク、コーラなどで水分補給できるようになっています。「やっぱり水分補給にはスポーツドリンクが最適!」と思い込んで、無意識にスポーツドリンクを飲んでしまっている方も多いのではないでしょうか?

一概にスポーツドリンクと言っても運動中の水分補給には適さない種類も実はあるんです。今回の記事では、給水所で取るべきスポーツドリンクと取ってはいけないものの違いと、スポーツドリンクがない場合の水分補給方法をご紹介します。

そもそもスポーツドリンクとは?

発汗により失われた水分やミネラルを効率良く補給できる清涼飲料水がスポーツドリンクです。 汗の99%は水分ですが、ナトリウムやカリウム等のミネラルも発汗で失われるため、糖類とナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルが含まれています。 水だけを飲んだ場合、血液中の塩分濃度が下がり、摂取した水を吸収できずにそのまま尿として排出されてしまいます。 そこで、糖分と塩分をバランスよく加えてスポーツドリンクは作られていますが、利用シーンに合わせて浸透圧(糖質濃度)が異なる3種類に分けられます。

浸透圧ごとの飲料比較

血液の浸透圧とほぼ同じものはアイソトニック飲料(等張性飲料)、低いものをハイポトニック飲料(低張性飲料)、高いものをハイパートニック飲料(高張性飲料)とそれぞれ呼びます。

種類アイソトニック飲料
(等張性飲料)
ハイポトニック飲料
(低張性飲料)
ハイパートニック飲料
(高張性飲料)
糖質濃度
100mlあたりの炭水化物
5~7g(%)2~3g(%)15~25g(%)
性質体液とほぼ同じ浸透圧濃度で吸収が程良い糖質濃度が低く、低浸透圧なので小腸での吸収が速いエネルギー補給目的のため消化の良い糖質で作られている
飲むタイミング・運動前30分~1時間
・運動終了後
・平常時の発汗後
運動中・運動中の休憩時間
・運動後30分以内
主な飲料水アクエリアス
ポカリスエット
アミノバイタル
VAAM
アサヒsuperH₂O
インゼリー
カロリーメイトゼリー
アミノバイタルゼリー

給水でアイソトニック飲料を飲むとインシュリンショックに!?

「インシュリン」とは膵臓から分泌されるホルモン物質のひとつ。血糖値を低下させる役割があり、糖尿病を罹患している方は食後にインシュリンを注射で補うことが良く知られてますよね。長距離を走ると血中の糖を使い低血糖状態になるため、ランナーの多くは補給食等で糖分を補いながら走ります。ただ、血糖値が急上昇するとその反動でインシュリンが大量に分泌されてしまい、一気に血糖値が低下、それにより体にだるさが出てパフォーマンス低下を招いてしまうことがあります。これをインシュリンショックと言います。

大会ホームページで事前にチェック!

出場するマラソン大会のホームページを見れば、協賛している飲料メーカーを確認することができます。大会ドリンクの公式スポンサーは、競合排除のため複数社で協賛することはありません。そのため、大会ホームページのバナーやロゴを事前に確認しておきましょう。

例えば、

東京マラソン(https://www.marathon.tokyo/)は大塚製薬(ポカリスエット)、大坂マラソン(https://osaka-marathon.com/)は味の素(アミノバイタル)です。なので、東京マラソンは顆粒を持参、大坂マラソンは給水所でアミノバイタルを補給、といったかたちで当日の準備を進められます。

まとめ

いかがでしたか?10kmまでの短い距離のレースでは給水で差は出ないかもしれませんが、ハーフ/フルマラソン、トレイルランなどの長い距離を走る場合は振動による内臓疲労も蓄積するので、誤った水分補給により体調を崩してしまうことにもつながります。正しいドリンク選択でベストタイム更新を是非達成してください。

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