中二の中だるみ!?中高一貫校で高校進学に黄色信号

中二の中だるみ!?中高一貫校で高校進学に黄色信号

中学二年生は、親にとっては魔の期間ですよね。中学校生活にも慣れてきたことと、学校成績も自分の位置がある程度は見えてくる時期なので、中間・期末試験の勉強が身に入らずに成績がガクンと落ちる生徒が多く、悩まれている親御さんも多いのではないでしょうか?

いわゆる、「中だるみ」というものですが、負のスパイラルに陥った子供をプラスに戻すのに良い対処法はないか?この課題に真っ最中で取り組んでいるので、皆さんの参考になればと思い、ここに記録していきたいと思います。

背景

我が家では、息子が小学校4年生から中学受験に向けて大手進学塾に通い始めました。しかし、体育会系指導で有名な塾だったので本人の性格と合わずに退塾し、地元で20年以上の実績がある塾に転塾。優秀な成績とは言えないまでも、本人が第一志望としていた中高一貫校に合格。中学に入ってからは、成績はちょうど真ん中くらい、入学前から希望していた運動部にも所属して楽しく中学校生活を送っていました。

中だるみのきっかけは、新型コロナウイルス

中学受験で私立中高一貫校に入学しましたが、もともとの性格は勉強嫌い。漢字や歴史、地理などの暗記ものは反復して覚えないので大の苦手。そんな折、新型コロナウイルスによって学校は休校を経て、突貫工事で導入したオンライン授業によって在宅時間が増えるにつれて、自己管理ができない性格のため全く勉強しなくなってしまった。

中二男子といえば、もう一つの人生のイベント「反抗期」も待ち構えていました。親が「勉強しなさい」と言っても一切聞く耳を持たず、「やってるよ」「言われると、やる気をなくす」「うるさい」と反発するばかり。

そして、新型コロナウイルスの緊急事態宣言も解除され、徐々に通学も再開され、1学期の期末テストが実施されました。成績はもちろん惨憺たる結果に・・・。中学一年生で真ん中あたりの成績だったのが、ものの見事にワースト10%になってしまいました。

更に追い打ちをかけるように学校からも手紙が届く。この成績が二学期も続いた場合、高校への進学基準を満たせないため、中学三年生からは高校受験に向けて勉強してくださいとのこと。

本人の自主性に任せてみる

一般的には、中学二年生は自主的に勉強しなければならない年齢である。昭和50年代生まれの私としては、勉強しないとロクな大人になれないぞと言われて育ったので、同じような感覚の方も多いのではないでしょうか?

まずは、私立中学なので学校に相談してみたところ、意外にもドライな対応。担任から息子に軽く声がけをしてくれるだけ、夏休みも補習授業が少しあるだけで、金八先生やGTOみたいに熱血漢で生徒と向き合ってくれる教師なんて時代遅れでいるはずがありません。

一つだけ幸いだったことは、中学受験で通ったのが大手塾ではなかったこと。しっかりと子供たちの面倒を見てくれる先生陣に魅かれて入塾させただけあって、塾卒業生向け限定で受講できる個別指導を親子で話し合って受けることにしました。

まずは、お世話になった先生と息子で二者面談。息子は、学校の先生・友達にも分からないと言うのが恥ずかしくて聞けないタイプの性格なので、小学校時代から中学受験を一緒に乗り越えてきた先生と話せたことで少し救われたような表情になっていた。

ここから変わるのかな…いや、心境に変化があってもらわないと困る。しかしその晩、「ゲームがしたい」との発言。やっぱりこの息子は危機感がないのか(笑)

今回学んだこと

第三者を交えたコミュニケーションによって分かったことは、実は子供自身も悩んでいるそして、誰かの助けを借りたいと思っていること。

心配して親があれこれと指図しても追い詰めるだけになってしまい、子供側も反発することにエネルギーを使ってしまうと、物事が進展せずに非生産的になるだけ。

第三者に託すことは、「親として問題を放棄したり、責任を逃れている」と考えてしまいがちですが、全くそんなことはありません。むしろ、子どもが勉強で困っていることを相談できる環境を家の外で作ってあげることも親心であると考え方を転換してみましょう。

続きは、今後もここに記録していきます。

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