【DIY】失敗しないローマンシェードの取付方法

【DIY】失敗しないローマンシェードの取付方法

小窓にカーテンは付けるべきか、付けるならローマンシェードやカフェカーテン、ロールカーテン、ハニカムシェードなどなど、機能もデザインも全く違うので悩みは尽きないですよね。

この記事では、小窓のカーテンにローマンシェードを取り付けたいという方向けに、取り付け方の違いによるメリット・デメリットと、DIYでの取り付け方法をご紹介します。

ちなみに、カーテン販売店でローマンシェードの見積りを取ると、生地とメカ部分で1か所で数万円(カーテンを上げ下げするためのメカ部分の値段が高い)という高額になり、あえなく予算オーバーになってしまう可能性大です。個人的には、小窓用でシンプルな柄であれば、メカ部分も含めて7,000円ぐらいから選べるネット通販がオススメです。

1.取り付け方でサイズも印象も違う

ローマンシェードを買うことを決めて最初に悩むのが取り付け方。一般的には、窓枠の内側に収める『内側付け』とドレープカーテンと同じく『壁の正面付け』の2パターンがあります。

それぞれのメリットとデメリットを表にまとめました。

窓の内側付け壁に正面付け
メリット①部屋の内側に出っ張らないので見た目がスッキリする。
②窓の密閉度が高いためエアコン効率が向上する。
①窓全体を覆いかぶせるので隙間からの光も遮ることができる。
②窓開口部の全体で採光できる。
デメリット①全開時に上部20cmくらいにたまりができて採光が遮られる。
②両端(特にコード側)や下部の隙間から光が漏れる。
③窓枠内が蓋をされた状態になるので、室内との寒暖差で結露しやすくなる。
①部屋の内側に出っ張る。
②窓枠からはみ出る部分がエアコンやその他家具と干渉する場合がある。
③壁正面とシェードの隙間から外気が入るためエアコン効率が低下する。
※あくまでKULATHIC編集部の経験に基づく見解です。

インテリアと生地デザインの調和性や使い勝手で選ぶのが第一優先ですが、結露しやすい北側窓ではカビの原因になる可能性もあるのでよく検討してからオーダーしましょう。

2.サイズの採寸方法

取付方が決まったら生地の大きさを採寸しましょう。Amazonなどの大手通販サイトでは既成サイズしか取り扱われていない場合がありますが、各店舗の通販サイトに直接アクセスすれば1cm単位で注文が可能です。

各店舗にも注文前に採寸方法を詳しく掲載されていますので、ここでは一般的な採寸方法のみをご紹介します。

ここからは、1cm単位からネットで注文できるオーダーカーテンショップ「aiika」さんで購入したものの取付作業のレビューになります。


3.取付作業

商品が届いたら本題の取り付け作業です。でも、プロの施工業者さんではないので、壁にビスで穴を開けるのはやっぱり不安ですよね。さらに新築の場合は、新しい壁に穴を開けるのはかなりの勇気がいるはず。

なので、失敗しないためには事前準備が肝心です。

①「まぐさ」を探す

壁だからといってどこにでも取り付けられる訳ではありません。

木造の戸建てやマンションで二重壁になっている場合は、「まぐさ」を探してそこにビスで留める必要があります。

「まぐさ」とは、窓開口部の上部で壁を支えるために石膏ボードの内側に設置されている木材のこと。石膏ボードしかない部分にビス留めをしても固定できずに必ずぐらぐらして落ちてしまいます。

「まぐさ」は、窓開口部の上部で壁を支えるために石膏ボードの内側に設置されている木材のこと。石膏ボードしかない部分にビス留めをしても固定できずに必ずぐらぐらして落ちてしまいます。


まぐさを探す方法


  • 構造図で確認する
  • 針を差し込むタイプの下地探しを使用する
  • 小型ハンマーで壁を軽く叩いて音から探す

②マウントの位置をマーキングする

まぐさの位置が確認出来たらマウントを取り付けましょう。

今回は、窓の内側付けで流れをご説明します。

まずは必要なパーツと工具、取付位置は下記の通りです。

※aiikaさんで購入した場合は、パーツ(マウント×2個)とカーテンレールに設置する場合の金具が同梱されています。

窓の内側から10cm、正面から奥に2.5cmのところにマーキングします。

奥2.5cmはシェードを降ろした時に正面の壁とぴったりになる位置(シングルの場合)です。ここを基準に前後させれば、お好みの位置に設置できると思います。

取付位置を決める

③マウントをビス留め

いよいよ壁にビスを刺してマウントを固定します。マーキングした場所が正しい位置になっているか、今一度メジャーで測ってから開始しましょう。事例では壁が漆喰なので誤って穴を開けても漆喰を埋めて目立たなくすることができますが、クロスの場合は失敗は許されないので念には念を入れて確認しましょう。

④最後にマウントにはめて完成!

生地の上部のヘッドレールの溝をマウントの上側の爪に引っ掛けるように合わせます。次に、マウント下側の爪をレールに押し込んで、「カチッ」と音がなれば完成!

設置後はヘッドレールを左右に動かすことができないので、コード側は壁から十分な隙間が空くように設置しましょう。また、コードと反対側も壁にぴったりくっつけると壁内側とシェードが擦れてしまうので注意が必要です。

まとめ

窓の内側付けの場合は、ビス留めの位置でまぐさをはずしてしまう可能性が低いし、力も使わないので女性でも簡単に作業ができますよ。

一方で、壁の正面付けの場合は、木造戸建ては軸組工法(在来工法)とツーバイフォーでまぐさや下地木材の入っている幅(窓枠上部からの高さ)が異なることや、マンションの場合も各建物によって構造が違うので、図面と針でまぐさを探すキットを使って慎重に作業することをオススメします。

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