蜘蛛嫌いの方必見!家の中への侵入対策をご紹介

蜘蛛嫌いの方必見!家の中への侵入対策をご紹介

部屋を掃除していてひょっこり現れるクモ。蜘蛛嫌いの方は、遭遇してパニックに陥ってしまうこともあるのではないでしょうか?そんな方向けに、少しだけクモを好きになる情報と、家にクモを寄せ付けないための予防法をご紹介します。

家の中でよく遭遇するクモ

ハエトリグモ

ハエトリグモ
よく見ると愛らしく、人懐っこい性格からファンが多い。

体長は1cmほど。クモ類の中では最多種族であり、世界で500属5000種以上いると言われいます。ハエや小型の虫を主食とする益虫で、クモの巣を張らずに歩き回りながら獲物を狩るクモです。ピョンピョンと飛び回るのが特徴で、英語名もジャンピングスパイダー(jumping spider)となっています。

また、「ハエトリグモ ハンドブック」という図鑑も販売されており、ひそかなブームにもなっています。


ユウレイグモ

体長は大きいもので2~3cmほど。天井からぶら下がって現れ、体部分が細く、手足が長いクモで、イラスト等でもよく描かれるクモです。前述のハエトリグモとは違い、糸で網を張って獲物をダニやコバエを捕食します。見た目はハエトリグモのような愛嬌はなく、見た目は不気味ですがこちらも益虫です。

毒はあるの?

ハエトリグモ、ユウレイグモとも微弱な毒を持っていますが、人間に健康被害を及ぼすような強いものではありません。また、そもそも人間を襲うことはありませんので安心してください。

セアカゴケグモには要注意!

原産地はオーストラリアで、1995年11月に大阪府南部の高石市で初めて発見されました。その後も各地で目撃されるようになり、現在は44都道府県で確認されています。危険な外来生物として東京都かん原産地はオーストラリアで、1995年11月に大阪府南部の高石市で初めて発見されました。その後も各地で目撃されるようになり、現在は44都道府県で確認されています。危険な外来生物として東京都環境局ホームページに掲載されていますので、素手などの皮膚が露出した状態で駆除しないようご注意ください。

家の中で共存するメリット

害虫を駆除してくれる

ハエやダニ、ゴキブリなどの害虫を駆除してくれるの益虫なので、これだけでも大いにメリットがあります。ハエトリグモの場合、巣を張ることもありませんので、普段は暗い場所に隠れて害虫のハンティング活動を行ってくれているので共存しやすいですよね。

また、観葉植物を室内に置いている方は、必ずといって良いほどキノコバエやチョウバエといったコバエに悩まされているのではないでしょうか。殺虫剤や土の改良を行っただけでは駆除しきれないので、ハエトリグモに駆除を手伝ってもらうのも一つの手です。

ペットとして可愛い

ここに到達する方はごく稀かもしれませんが、江戸時代にはハエトリグモを「座敷鷹」と呼び、蠅を捕らせて遊ぶことが流行したそうです。そして、この遊びが博打にまで発展してしまい禁止されたことから、家で飼育することは廃れていってしまったとのこと。俳優・高橋一生さんも観葉植物のハダニを駆除するためにハエトリグモを4匹飼っていると公言していますので、是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

退治する方法

外に逃がす

基本的には、ハエやダニ等の害虫を捕食してくれる益虫なので、殺さずにをティッシュでつかむ、ホウキで掃き出すといった方法で外に逃がすようにしましょう。普段から細目に掃除をして、クモが生息しづらい環境にしておくだけでも遭遇頻度は低くなりますよ。

殺虫剤で駆除

動き回るクモをどうしても捕まえられないという方は、仕方がないので殺虫剤を使って駆除しましょう。やはりクモを退治するのが苦手な方が多いのか、各社からたくさんの種類の殺虫剤が発売されていますので、ホームセンターでお買い求めください。

  • 金鳥(KINCHO) | クモ用ハンター
  • 住友化学園芸 | スパイダージェット
  • アース製薬 |アースガーデン クモの巣撃滅
  • フマキラー | クモフマキラー
  • イカリ消毒 | スーパークモジェットプラス
  • キング園芸 | クモ・カメムシ退治ジェット

家の中への侵入を防ぐ方法

1.洗濯物・布団等は手で払ってから取り込む

クモは湿った暗い場所を好むため、洗濯物に付着したまま取り込んでしまうことで侵入を許してしまいます。取り込む前に、手で払ったり、バサバサと振ってクモを落としてから室内に持ち込むようにしましょう。なお、この方法は、クモだけでなく、カメムシや蜂、ハエなどの害虫の侵入も防げるので習慣として行うことをオススメします。

2.侵入経路をふさぐ

窓や玄関を開けっ放しにしないことはもちろんですが、網戸の破損部分や排水溝・換気扇・エアコンホースの隙間など、あらゆるところから侵入してくるので、経年劣化で隙間ができている場所を見つけたら補修してふさぐようにしましょう。ゴキブリの侵入を防ぐ対策にもなります。

3.引き違い窓の網戸を常に右側にする

引き違い窓の網戸の使い方

引き違い窓の構造は、室内から窓に向かって、左側が屋外側、右側が室内側としてほとんどが製造されています。そのため、下の図のように網戸を室内から見て左側にして窓を開けると隙間から虫が入ってくる原因になります。

4.アロマで侵入されづらい環境を作る

ハーブ

人間にとってアロマの香りは癒しやリラックス効果がありますが、虫にとっては嫌いな臭いなので家に寄せ付けなくなる効果があります。レモングラスやミントといったハーブ系を使うと効果的です。

なお、これらのハーブを鉢植えで栽培しているだけでは、その周辺しか効果がありません。アロマオイルは、精製して濃縮されているので香りが強く、家中に香りを充満させることができるといったメリットがあります。また、芳香剤で化学的に作られた香りではなく、天然由来成分のアロマオイルがオススメです。

余談ですが、フローラル系の香りのアロマや洗剤・柔軟剤を使用する場合、カメムシや蜂(特にスズメバチやアシナガバチ)などは花の匂いに引き寄せられる習性があるので注意が必要なので覚えておいてください。

まとめ

クモが苦手な方は住環境を整えるだけで遭遇率が低くなるので、是非試してみてくださいね。クモを駆除する専門業者も存在しますが、今回ご紹介したハエトリグモやユウレイグモを完全駆除することは不可能です。業者さんに数万円の駆除費用を使うよりも、掃除が楽になるグッズやアロマオイルを買って楽しみながらクモ対策を行いましょう。

DIYカテゴリの最新記事