ブリキバケツのプランターはかわいいので雑貨店で見ていてもつい欲しくなってしまいますよね。でも、いざ購入を検討してみると、意外に値段が高かったり、「GARDENING」とか「FLOWERS」などのありがちな文字が入っていたりでしっくりしたものが見つからないなんて経験はありませんか?
そこで、ダイソーで販売されているブリキバケツ(もちろん100円・税別)をデコレーションして、ブリキのオリジナルプランターの製作方法をご紹介します。
道具一式
ダイソーおよび100均で購入
- ブリキバケツ
- 刷毛
ホームセンターで購入
- プライマー塗料(透明)
- 油性ペンキ
- 紙やすり/サンドペーパー(ホームセンターで1枚80円程で購入可能)
- マスキングテープ(こちらもホームセンターで100円未満で購入可能)
- クリアファイル(古びたものでOK/お好みでステンシルシートで代用)
- カッター(家にあるものでOK)
- キッチン用スポンジ(家にあるものでOK)
下処理
下処理で使用するのはこちらの道具。

サンドペーパーで表面加工を落とす【所要時間:10分】
表面加工された上にペンキを直接塗ってしまうと、塗料がしっかりと定着せず、乾いた後に剥がれやすくなってしまう可能性があります。そのため、写真のようにサンドペーパー(600~800番)をかけ、表面加工を落としましょう。


プライマー塗料を塗る【所要時間:塗装5分+乾燥3~5時間】
塗るタイプのプライマー塗料も販売されていますが、今回は時短のためにアサヒペンのスプレータイプを使用しました。万遍なく吹き付けるだけなので、手も汚れず、素早く簡単に作業が終わります。この作業はあくまで下処理なので、塗るタイプの場合にも精密さは求めずにさっと塗って作業を終わらせましょう。


そもそも何故?プライマー塗料を塗る理由
塗装は「下塗り」「上塗り」の2段階にわけて行うのが一般的です。(ブリキバケツにこのレベルを求めるかは皆さまのご判断でお願いします)プライマー塗装は、この「下塗り」の工程です。
プライマー塗料の役割は、上塗り塗料(色)をしっかりと密着させることと、均一に塗れるようにすること。これによって、仕上がりも断然キレイになります。また、金属部分と塗料をしっかり定着させる働きがあるので、経年劣化によるサビを抑えて長持ちさせる効果があります。
土は強酸性なのでブリキバケツに直接入れるとすぐに錆びてしまうことから、念のためにプライマーで下塗りすることをオススメします。
上塗り塗装
今回使用した塗料は、こちら。

ベースカラーを塗る【所要時間:塗装15分・乾燥5時間】
今回はカフェ風?に仕上げたかったのでベースカラーを白にしました。油性のペンキは、塗料の粘度が高いので刷毛で延ばすというよりも、塗料をペタペタと載せていくようなイメージで塗っていきます。乾いてくると更に粘度が強くなるので、上からポンポンと細かく叩くように塗料を載せていくと、つや消しになってよりお洒落な仕上がりになりますよ。

なお、乾燥した後もしばらくはペンキの臭いが強くて室内に置いておくことはできません。天気予報で翌日も晴れて外に保管できる日を選んで作業しましょう。

刷毛に余ったペンキで落書きも楽しめます(笑)
ステンシルを作る【所要時間:30分~1時間】
透明なA4クリアファイルを用意して、好きな文字や絵を中に入れて輪郭をマジックでなぞっていきます。

縁取りが完成したら、カッターで中をくり抜いて自作のステンシルシートの完成!

模様を付ける【所要時間:塗装10分・乾燥2~3時間】
模様を付けたい場所に、養生テープでステンシルを固定します。

次に、小さく切ったキッチン用スポンジに油性のペンキを染み込ませてステンシルの上から軽く叩くように塗料を載せていきます。スポンジに大量のペンキを含ませてしまうと、色が濃くなりすぎて雰囲気が出ないので、少し薄いかなと思う程度で塗装を始めるのがおススメのやり方です。

オリジナルのブリキバケツが完成!
スポンジに残っていたチョコレートカラーを錆が出そうな縁や側面のつなぎ目などに擦るように付けると、アシッド塗料で錆を作ったようになるのでより一層雰囲気が出ますよ。

実際に植物を入れて飾ってみました。左側の「SMILE」も作っている時にはかっこ悪いなと思っていたけれど、実際に使ってみるとそれなりに見栄えが良くなります。それと、スマイルマークは何に付けても失敗がないので最強です。
